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例えば本のスキャンなどで,グレイスケールとして読み込んだ画像を想定します. グレイスケールを白黒2値化することでファイル容量を減らすことが出来ます. なお,ベクトル図を含むPDFファイルはそのままでは白黒2値に変換することはできません.一旦,ビットマップ画像に変換するなどの作業が必要になります.
グレイスケールのPDFファイルを「綺麗に」まとめて一気に白黒2値に変換する方法は,私が調べた限りではありませんでした. 「綺麗」である必要がなければ,PDFファイルAcrobatで開き,印刷からAdobe PDFを選択し,「白黒2値印刷」のオプションを付けて作成することができますが,図などはかなり汚くなります.
このように汚く変換されてしまう理由は,グレイスケールをあるしきい値を境にして,白と黒に分けているためと思います. グレイスケールの図を白黒2値に変換する時に,より綺麗に見せるためにはグレイスケールを「ハーフトーンスクリーン」に変換する必要があります. ハーフトーンスクリーンは,新聞の写真に使われているような白黒2値で階調を表す方法です.
ハーフトーンスクリーンを実現するためには,グレイスケールをハーフトーン化するためのソフトウェアが必要で,私が知っている限りではPhotoshopが必要です. まず,PDFファイルを一ページずつバラバラにします.これはAdobe Acrobatの「ページの抽出」機能で簡単に実現できます. そしてハーフトーン化したいファイルをPhotoshop(ここではCS4)で開きます.
Photoshopの「イメージ>モード>モノクロ2階調化」を選択します.「レイヤーを統合しますか?」などと聞かれるので,OKとします. 解像度は,入力ファイルと同じにして,種類で「ハーフトーンスクリーン」を選択します. 誤差拡散もありますが,ハーフトーンスクリーンの方がファイルサイズが小さくなります. 変換できたら,ファイルをpng形式で保存します. ファイルサイズは1/2〜1/3ぐらいになるはず.
再度,PDFファイルに変換するにはAcrobatを用います.